サンプル
2008年 10月 29日 (水) 00:05

前回、エミさんが書いてましたが、今工場では展示会に出品する為のサンプル作
りに追われる毎日を過ごしています。どうも、ノセです。


現在サンプル期間中でいい機会なので、ボーデッサンの展示会について書きたい
と思います。

ボーデッサンの展示会は、1年のうちに5月、9月、11月と3回の展示会があります

5月、11月はバック中心の大きな展示会で、9月は小物中心の展示会と分れていま
す。

展示会場は、浅草にある本社で行なっています。

展示会に来て下さるお客様は、地方の一番店のバック専門店さんです。

毎回、足を運んで頂いて下さってる皆様には「ありがたい」と言う気持ちでいっ
ぱいです。
この場をかりて感謝の気持ちを述べたいと思います。

話しは戻ります。
ひとつのサンプルが出来上がる手順は色々ありますが、一番多いケースの生嶋編
をお送りしたいと思います。

生嶋編と言いますと、ボーッデサンの核である生嶋チーフディレクターがおおま
かなデザイン、バックのサイズを決め、作り方、細かなデザイン等は私達作り手
が決めると言う流れです。

今回は、そういった流れでいい感じの物が出来たので紹介したいと思います。

使用した素材は、以前にもボーデッサンの商品で使用した事のある「高密度コッ
トンキャンバス」通称「NK」に今回は洗いをかけた物です。

P9290258.jpg

わかりにくいですが、左が洗いをかけたものです。

この素材は生地の目が細かく、しっかり編まれた物で、ボーデッサンが注文して
作ってもらったスペシャルなキャンバスなのです。

しっかり編まれた証拠に、生地の端っこはごらんの通りバサバサになっています。

P9290270.jpg



今回はそんなキャンバスを洗いにかけ、程よく力の抜け、味のある生地に仕上が
りました。

色はカーキ、ベージュ、クロの3色展開です。
特にカーキがお勧めと言う事もあり、早速サンプルを作ってみました。


P9290266.jpg

カーキのキャンバスに、茶色の革をコンビしたバックです。
ファーストサンプルなので、多少変更はあると思いますが、こんな雰囲気のバッ
クが11月展に並ぶ予定です。
まだ形になってませんが、同素材で作る型で他には、リュック、ショルダー、ウ
ェスト、トートと色々と作る予定です。

お店に並ぶのは、来年になってしまいますが首を長~~~~~~~っくして待っ
てて下さいね。






思いを込めて
2008年 10月 19日 (日) 09:35
 デビューの時にかわるがわる、とお伝えしておいて、早くも自分だけ4度目になってしまいました。

 すいません、サイトウです。

2008_10140012.jpg

前回はステッチの糸の番手と糸調子の調節についてでしたが、この手の話は実はバッグを作る段階においてはいくつもいくつも出てくる話です。

こういう話ばっかりしていくのもなんだかマニアックになりすぎてしまうとキリがなくなるので、「ザ・職人」的な話はこれから小刻みに、していこうと思います。


時はどんどん流れ、今アトリエではそろそろまたサンプルモード。

これは11月に行われる、2009年春夏展示会に向けての新作づくりが始まろうとしているのです。


他の、もっと大きなメーカーではあまりないことだと思うのですが、ボーデッサンは自社工場があるだけでなく、そこで生産をやっているスタッフはパターンも起こせる人間ばかりが集まっています。

2008_10140007.jpg

自画自賛みたいでちょっと気恥ずかしい部分もあるのですが、これもボーデッサンならではの特徴、と言えるのではないかと。

自分たちで起こした型紙をもとにサンプルを作り、それが生産ラインに乗ってくれるとなんだかとても、誇らしい気持ちになります。

そして大抵は、生産も同じ型を手がけた自分たちで作り上げるのです。

私たちのバッグは、本当に「私たちの手で作った」ものなんだということ、それはいい意味で私たちに誇りと責任を持たせてくれます。

たとえば街で、自分たちの手がけたバッグを持っている人を見かけたときは天にも昇る気持ちになります。

 最近私にもそういう経験がありました。しかもそれは、過去に自分が企画したバッグだった、ということもあり、見つけたときには思い切って声をかけて「ありがとうございます!」と何度もお礼を言いたくなったくらい。
 
 

 
  さんざん迷い、やっぱりできませんでしたが。



 これからは街でボーデッサンのバッグを持っている時、突然「あのーそのバッグ、・・・・」と話しかけられても、その人はただ、自分が作ったバッグを持ってくれているあなたに、お礼を言いたいだけなのかもしれません。

そんな流れで作っているので、自然と生産数も限られたものになってしまいます。

そろそろ今年の秋冬新作も、あなたの住んでいる街のバッグショップにきっと並んでいることでしょう。
 

数あるたくさんのバッグの中からボーデッサンのバッグを目にしたとき、そんな職人たちの思いが少しでも届いてくれたら・・・。


落書き
2008年 10月 13日 (月) 21:42
世界中、どんな街に行っても楽しみで、真先に探すもの。

それは、ネオン街と落書き!

この二つがない奇麗すぎる街は、とても居心地の悪いものです。

旅行でも出張でも、そんな落書きをカメラに残すのが、ささやかな楽しみ。

IMG_0291.jpg

おなじみのインベーター


IMG_0741.jpg

フィレンツェの裏路地


IMG_0797.jpg

パリのサンマルタンの広場


今回、そんな落書きをエコバックにプリントしました。

IMG_0002.jpg

IMG_0003.jpg

アジェンダ 谷中店にて販売してます。


相棒
2008年 10月 07日 (火) 16:47
アトリエ男性代表として、ブログに参加する事になりましたノセです。
はじめまして。

私、ノセはアトリエでバックを生産する部署に在籍し、普段はひたすらバックや
小物を作っております。
展示会前になると企画にも参加させてもらい、その企画を形にするサンプル作り
もやってます。


今回は、私の仕事をするにあたって欠かせない相棒を紹介したいと思います。

P9040061.jpg

それがこちらの前掛けです。
この前掛けは二代目で、初代は約二年程使用しボロボロになってしまったので最
近交換しました。

P9040057.jpg

ちなみに、初代前掛けはこんななってしまいましたが、これを見る度に色々思い
出します。
その思い出のひとつで、私が前掛けをするきっかけになった事がありました。

その日、いつも通りにエプロンで仕事をしていました。
ロウソクを使って、ステッチをかけた所の糸止め(火で糸を焼いて固める事です
。これをしないと糸がほつれてきてしまいます。)をしていて、自分の作業台の
むこう側に手を伸ばした時の事です。

ん?なんか、焦げ臭い・・・
ふと、エプロンに目をやるとキレイに焦げ穴が・・・
そんな事もあり、穴の開いたエプロンは前掛けにリメイクしました。

今では、いい思い出です。


今は新しくなってしまった前掛けですが、前掛け身につけると身体が引き締まり
仕事モードに入れます。

P9050088.jpg

よし、今日もやるぞ!!!!!!!







ステッチ
2008年 10月 02日 (木) 22:12
ふと窓の外を眺めていたら、今年初めてのキンモクセイが目に飛び込んできました。

わかってはいても、ああもうそんな季節なんだなぁ、と感慨にふけってしまった昼下がりです。

 

 サイトウです。さて、前回からの続編で今回はボーデッサンのバッグの特徴その一、
「ステッチ」について、です。


話は少し逸れますが、今年のお盆休み、実家に帰省ついでに前にお世話になっていた仙台のバッグショップ「ナカガワ」へと挨拶に行った時のこと。

この「ナカガワ」というショップは仙台では老舗、と言ってもいいほどの歴史があり、またボーデッサン設立当初から深い関わりを持ち、今に至るまでずっとボーデッサンのバッグを支え、応援してくださっているショップです。

 私も縁あってボーデッサンに入る前は、ここで3年ほど販売の仕事をやらせてもらっていました。

そこではとても素晴らしい人達との出会いがあり、私にとってはバッグや革について基本の基を学ばせてもらったかけがえのない存在です。


そんな「ナカガワ」へ、友達と連れだって足を運びスタッフの方と談笑しながら陳列棚に並んだバッグを眺めていた時、ふと友達が一言。

「ボーデッサンのバッグって、他の(メーカーのもの)に比べてステッチが太いよね」


そうです。

ボーデッサンのバッグは、ステッチ糸の番手が太いものを、あえて使っているのです。

 普通なら30番、20番、太くても8番手の糸を使っているメーカーが多い中、ボーデッサンのバッグの基本は5番手の糸。さらに1番、時には0番手の糸を使うことも。

2008_09270016.jpg

ここからは少し専門的な内容になってしまいますが、番手が太いと、より高度になってくるのは「ミシンの糸調子の調整加減」です。

これもある意味職人の腕の見せ所、と言ってもいいでしょう。

見た目的にはミシンの糸調子を調整するのは、ダイヤルのつまみを回すだけの作業です。しかし、この調整加減がなかなか一筋縄ではいかない作業でもあるのです。

その理由は、縫う部位、革の種類や厚み、それぞれによって微妙な調整が必要になってくるからです。

2008_09270017.jpg

太い糸を、ミシンでキレイにかけるのは意外に気を遣う!?

 技術的にはまだそれほど高度な方ではないにしても、やっぱり気を抜けない過程、ということで、今回初めてやっと職人っぽい内容で、さらに次回に続きます。


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